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坂崎 昌平 (Shohei Sakazaki):「米国IPO週報」発行人|元VC/コンサルタント

米国IPO週報 – 2023/01/09

今週は、ゼロ件のIPO/逆さ上場、7件のM&A、26件のベンチャー資金調達を紹介しています。

注目スタートアップは、AI材料開発、LiDAR向けメタサーフェス、タンパク質食品受託製造、光アフィニティー標識ケモプロテオミクス、石灰化病変カテーテル除去、OSINT自動化、業界団体管理などです。

【年始のご挨拶】

Season’s Greetings
https://mailchi.mp/ef1c89acf6d2/seasons-greetings?e=25f6c6b2bb

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Guest Content

【米国IPO】

1月2日の週は株式公開がありませんでした(SPAC、REITを除く)。

【ベンチャーM&A】

ベンチャーおよびテクノロジー関連のM&Aでは下記のような案件が話題になりました(交渉中や承認待ちを含む;金額は買収価格)。

SurePrepをThomson Reutersが買収(確定申告作成自動化;$500M)
https://corp.sureprep.com/

【ベンチャーファイナンス】

未公開企業による資金調達のなかで目立ったものをご紹介します(数字は今回の調達金額)。

<半導体、ロボティクス、モビリティ、他>

自動車向けLiDARのOpsysが$52M
https://www.opsys-tech.com/

<環境、エネルギー;、食糧生産>

プラスチックリサイクルのNexus Circularが$150M(Coxが出資)
https://nexuscircular.com/

<ライフサイエンス、ヘルスケア>

がん免疫療法のImmune-Oncが$131M(骨髄チェックポイント阻害剤)
https://www.immune-onc.com/

<教育、人材、働き方>

< ICTインフラ、エンタープライズ、マーケティング>

クラウドセキュリティのNetskopeが$401M
https://www.netskope.com/

<フィンテック>

ネット通販クレジットカード不正利用対策のVestaが$25M
https://www.vesta.io/

米国IPO週報 – 2023/01/02 & 謹賀新年

今週は、ゼロ件のIPO/逆さ上場、2件のM&A、2件のベンチャー資金調達を紹介しています。

【2022年の振り返り特集】

Year in Review 2022はこちら
2022年の定点観測はこちら
2022年の大型IPO案件はこちら
2022年の注目de-SPAC案件はこちら
2022年の注目M&A案件はこちら
2022年のベンチャー資金調達(カテゴリー別 Top 5)はこちら
2022年の米国VC統計チェックはこちら
Year in Review 2021はこちら

【米国IPO】

12月26日の週は株式公開がありませんでした(SPAC、REITを除く)。

【米国IPO予定】

次週以降は下記の企業が株式公開する予定です。

Prestige Wealth(PWM)
資産運用サービス
https://www.prestigewm.hk/

【ベンチャーM&A】

ベンチャーおよびテクノロジー関連のM&Aでは下記のような案件が話題になりました(交渉中や承認待ちを含む;金額は買収価格)。

Odin VisionをOlympusが買収(AI内視鏡画像診断;$80M)
https://odin-vision.com/
FreshiiをFoodtasticが買収(健康的なメニューの外食チェーン;$54M)
https://www.freshii.com/ca/en-ca/home

【ベンチャーファイナンス】

未公開企業による資金調達のなかで目立ったものをご紹介します(数字は今回の調達金額)。

<半導体、ロボティクス、モビリティ、他>

工業用樹脂のASKが$282M(融資枠)
https://www.ask-chemicals.com/

<ライフサイエンス、ヘルスケア>

医療保険のGold Kidneyが$60M(メディケアアドバンテージ慢性疾患特別支援プラン)
https://www.goldkidney.com/

Year in Review 2022

【2022年の米国IPO市場】

2022年の米国市場での株式公開は71社(前年比82%減)で、2009年以来の低水準でした。調達総額は$8Bで前年($143B)の18分の1に減りました。

背景として、インフレ悪化と金融引き締め、大手ハイテク企業の成長鈍化などによる株式市場の低迷と投資家のリスク回避傾向があります。

業界別の内訳は、ヘルスケアが30%(前年39%)、テクノロジーが27%(前年27%)、コンシューマが15%(前年11%)となっています。

時価総額が$10Bを超える大型案件として、Mobileye(ADAS/自動運転システム;Intel傘下)、Corebridge(退職金運用/生命保険;AIGカーブアウト)がありました。

前年は$20Bを超える案件が12件あったので、IPOの件数、調達金額だけでなく、時価総額も下方修正されていると言えそうです。

2021年7月から途絶えていた中国企業の米国IPOは、2022年2月のMeihua(病院/薬局向け消耗器具備品)を皮切りに、中小型株の上場が再開しています。

SPAC(特別目的買収会社;白紙小切手会社)のIPOは84件(前年は613件)、SPACによる未公開企業の買収(いわゆるde-SPACによる逆さ上場)は103件(前年は604件)でした。

de-SPACの注目案件(時価総額$2B<)として、MSP Recovery(医療費回収代行)、Flexjet(プライベートジェットサービス)、LanzaTech(代替燃料)、Grindr(LGBTQ+向けマッチングアプリ)、X-energy(小型モジュール原子炉)などがありました。

VC投資先のIPOによるExitは第3四半期までの9か月間で59件と前年同時期(221件)を73%下回るペースで推移しています。

2023年のIPO候補として、Arctic Wolf(セキュリティオペレーションセンタ)、Databricks(データ統合解析)、Flexport(グローバル貨物輸送フォワーダ)、Stripe(オンライン決済API)、Revolut(デジタル銀行)、Plaid(銀行口座接続API)、Instacart(スーパー宅配)、Guild Education(従業員教育研修)、Faire(生活雑貨卸売)、TripActions(出張管理)、Lyra Health(メンタルヘルスケア)、Plenty(植物工場)、Tempus(ゲノム検査)、Canva(グラフィックデザインツール)、Icon(3Dプリンティング住宅)などが期待されています。

  • 2022年のIPO件数: 71社(2021年397社、2020年221社)*
  • 2022年のIPO調達総額: $8B(2021年$143B、2020年$78B)
  • 2022年のIPO後の平均リターン: ▲57%(2021年▲11%;2020年111%)**

* 2022年の日本のIPO件数は91社(2021年125社、2020年93社)
** Renaissance US IPO Index:直近2年間の米国IPO銘柄について時価総額ベースで上位80%を加重平均した指標(米国投資顧問会社の上場投資信託商品);2022年12月29日引値ベース

データ出典:National Venture Capital Association、Reneissance Capital、IPOScoop、SPACInsider、米国IPO週報


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