米国IPO週報 – 2026/09/21

今週は、3件のIPO、4件のM&A、98件のベンチャー資金調達を紹介しています。

注目スタートアップは、量子ファブ(超電導方式の量子コンピュータ向け300mmウェハー製造)、分散型データセンタ(既存の太陽光発電所に小型モジュール型GPUクラスタを設置して直接DC給電)、ヒト組織製造/AI創薬仮説検証、退職者コミュニティ運営自動化(元社員再雇用促進)、ソースコード管理(意味的抽象化レイヤ;自然言語による意図をソフトウェア仕様として管理)などです。

(本ダイジェスト版では各カテゴリーの上位1社を紹介しています。プレミアム版サイトの情報量はダイジェスト版の約10倍で、より多くのIPO、M&A、資金調達を網羅しています。詳しくはプレミアム版のご案内 https://usipoweekly.com/premium/ をご覧ください。)

【米国IPO】

9月14日の週は3社が株式公開しました(SPAC、REITを除く)。

Orion180 Insurance(NASDAQ:OIG)
https://orion180.com/
・金融(フロリダ州Melbourne)
・住宅/洪水保険;災害多発地域でもカバー
・設立2015年、従業員300人
・売上$153M、損失$27M、時価総額$1.2B
・調達$240M、初日3%下落

【ベンチャーM&A】

ベンチャーおよびテクノロジー関連のM&Aでは下記のような案件が話題になりました(交渉中や承認待ちを含む;金額は買収価格)。

GlassをOpenAIが買収(スマホカメラ用AI画像信号処理;$300M)
https://www.glass-imaging.com/

【ベンチャーファイナンス】

未公開企業による資金調達のなかで目立ったものをご紹介します(数字は今回の調達金額;国名は米国以外の本社)。

<半導体、ロボティクス、モビリティ、他>

量子ファブのAnderonが$2B(超電導方式の量子コンピュータ向け300mmウェハー製造;IBMが出資;$1BはDoC助成金)
https://www.anderon.com/

<環境、エネルギー、食糧生産>

地熱発電のMazamaが$135M(高温岩体;Shell、ConocoPhillipsも出資)
https://mazamaenergy.com/

<ライフサイエンス、ヘルスケア>

AI創薬のAnewが$290M(タンパク質構造予測;中国;時価総額$1.5B)
https://anewbt.com/

<教育、人材、働き方>

従業員福利厚生のThatchが$108M(ICHRA;確定拠出型医療保険;時価総額$1B)
https://thatch.ai/

< ICTインフラ、エンタープライズ、マーケティング>

アプリ開発プラットフォームのTemporalが$550M(マイクロサービスオーケストレーション;時価総額$12.6B)
https://temporal.io/

<フィンテック>

資産運用会社向け投資管理自動化のRidgelineが$250M(データ/ワークフロー統合;時価総額$1.5B)
https://ridgeline.ai/

<メディア、コンシューマ>

イベント検索/予約アプリのFeverが$250M(スペイン;時価総額$5.3B)
https://feverup.com/

【米国IPO予定】

今後は下記の企業が株式公開する予定です(SPAC、REITを除く)。

Bamboo Insurance(NYSE:BMB)
住宅保険
https://bambooinsurance.com/