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坂崎 昌平 (Shohei Sakazaki):「米国IPO週報」発行人|元VC/コンサルタント

米国IPO週報 – 2018/1/8

【米国IPO】

1月1日の週は株式公開がありませんでした。

【ベンチャーM&A】

ベンチャーおよびテクノロジー関連のM&Aでは下記のような案件が話題になりました。

・UPC AustriaをT-Mobileが買収(通信サービス;1.9Bユーロ)
・AclaraをHubbellが買収(スマートインフラソリューション;$1.1B)
・99をDidiが買収(ブラジル配車アプリ;株式の過半数を取得)
・BuddybuildをAppleが買収(アプリ開発ツール)
・AvereをMicrosoftが買収(ストレージ;NAS最適化)

【ベンチャーファイナンス】

未公開企業による資金調達のなかで目立ったものをご紹介します。

<半導体、エレクトロニクス、モビリティ、etc.>

・スマホODMのHuaqinが$136M
・EDAのHuada Empyrean Softwareが$15M

<エネルギー、環境、農業、etc.>

・食品廃棄物リサイクルのWISErgが$19M(有機肥料化)

<ライフサイエンス、ヘルスケア>

・プライマリケア管理ソリューションのVillageMDが$80M
・鎮痛薬のCentrexionが$67M(非オピオイド)
・DNA配列データ管理のDNAnexusが$58M
・筋ジストロフィー治療薬のExpansionが$55M
・薬物乱用治療のPearが$50M(薬剤とアプリを併用)
・神経筋疾患治療薬のScholar Rockが$47M
・精神衛生改善プログラムのQuartetが$40M
・遺伝子疾患治療薬のStokeが$40M
・がん免疫治療薬のElstarが$39M
・遺伝子診断支援サービスのGenome Medicalが$23M
・Medicaid/MedicareパーソナライゼーションのCityblockが$21M

<ICTインフラ、エンタープライズ、マーケティング>

・データウェアハウスのSnowflakeが$270M
・クラウドストレージのKingsoft Cloudが$220M
・WordpressホスティングのWP Engineが$250M
・データ管理のCollibraが40Mユーロ
・小売店販促意思決定自動化のRubikloudが$37M
・ファイアウォール管理のAlgosecが$36M
・企業向けクラウド通信のIntelePeerが$15M(融資枠)

<フィンテック、ブロックチェーン、etc.>

・個人向け資産運用アプリのWealthfrontが$75M(株式投資自動化)
・パーソナルファイナンスアプリのMoneyLionが$42M
・個人向け投資ポートフォリオ管理のNextCapitalが$30M

<メディア、コンシューマ>

・化粧品製造販売のBeautycounterが$65M(ネットワークビジネス)
・ポップアップカードのLovePopが $13M

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→ http://www.mag2.com/m/0001614315.html

【発行人】

TransCap 坂崎 昌平
http://www.transcap.net

米国IPO週報 – 2018/1/1 & Year in Review

【米国IPO】

12月25日の週は株式公開がありませんでした。

【ベンチャーM&A】

ベンチャーおよびテクノロジー関連のM&Aでは下記のような案件が話題になりました。

・AB VolvoをGeelyが買収(商用トラック;発行株式の8%を取得して筆頭株主に;$3.2B)

【ベンチャーファイナンス】

未公開企業による資金調達のなかで目立ったものをご紹介します。

<ライフサイエンス、ヘルスケア>

・創薬支援サービスのPrecision for Medicineが$275M

<ICTインフラ、エンタープライズ、マーケティング>

・サーバサイドJavaScript環境のNodeSourceが$18M(Node.jsランタイム)

【Year in Review】

2017年の米国IPOは、低水準だった2016年から件数ベースで1.5倍と増加に転じており、2015年に近い水準にもどった。マクロ経済指標の改善、低金利の継続(緩やかな利上げの見通し)、大手IT企業の好業績、法人減税への期待などによる、堅調な株式市場を背景に、主としてテクノロジー、バイオ、中国企業のIPOが市場を牽引した。

引き続き、株式市場における時価総額の期待値が、一昨年頃まで加熱していたVC投資の仕入れ値に見合わないため、いわゆるユニコーンたちのIPOが停滞している。とりわけ、2017年前半のSnapやBlue Apronの大型IPOとその後の低迷は年間を通じてネガティブな影響を与えたと考えられる。2018年はLyft、Pinterest、DropboxなどのIPOが期待されている。

* Year in Reviewのつづき
→ https://venturewatch.wordpress.com/2017/12/29/year-in-review-2017/

* 米国IPO週報の要約版(無料ニュースレター)をメールで配信しています。
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【発行人】

TransCap 坂崎 昌平
http://www.transcap.net

Year in Review 2017

【2017年の米国IPO】

2017年の米国IPOは、低水準だった2016年から件数ベースで1.5倍と増加に転じており、2015年に近い水準にもどった。マクロ経済指標の改善、低金利の継続(緩やかな利上げの見通し)、大手IT企業の好業績、法人減税への期待などによる、堅調な株式市場を背景に、主としてテクノロジー、バイオ、中国企業のIPOが市場を牽引した。

引き続き、株式市場における時価総額の期待値が、一昨年頃まで加熱していたVC投資の仕入れ値に見合わないため、いわゆるユニコーンたちのIPOが停滞している。とりわけ、2017年前半のSnapやBlue Apronの大型IPOとその後の低迷は年間を通じてネガティブな影響を与えたと考えられる。2018年はLyft、Pinterest、DropboxなどのIPOが期待されている。

IPO件数 160社(2016年は105社;2015年は170社)*
IPO調達総額 $36B(2016年は$19B;2015年は$30B)
IPO後の平均リターン** 35%(2016年はマイナス0.5%;2015年はマイナス2%;2017年のS&P500は21%)

* 2017年の日本のIPO件数は90社(2016年は83社;2015年は104社)

** Renaissance US IPO Index:直近2年間の米国IPO銘柄について時価総額ベースで上位80%を加重平均した指標(米国投資顧問会社の上場投資信託商品)

【2017年の未公開企業の資金調達】

2017年(第3四半期まで)のVC投資総額は$61Bだった。前年を1割近く上回るペースである。ただし、大型案件に集中する傾向もあり、投資件数は5,948件と減少傾向にある。

ご参考:米国VC統計チェック(2017年 Archive)

【2017年の米国VC投資先のExit】

2017年(第3四半期まで)のVC投資先Exitは530件となっている。昨年と同水準のペースでやや低調である。

各四半期の大型IPO案件は、Snap(Q1、時価総額$19.7B)、Blue Apron(Q2、$1.9B)、Roku(Q3、$1.3B)、Stitch Fix(Q4、$1.8B)など。

ご参考:テックIPOレビュー(2017年 Archive)

各四半期の大型M&A案件は、Intel/Mobileye(Q1、買収価格$15.3B)、PetSmart/Chewy(Q2、$3.5B)、Sage/Intacct(Q3、$850M)、Toutiao/Musical.ly(Q4、$800M)など。

ご参考:ベンチャーM&A(各月の大型案件;2017年)

データ出典:National Venture Capital Association、Reneissance Capital、米国IPO週報

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