【米国VCファンド募集】
2024年のファンド募集総額は$76Bで、前年から22%減少した。コロナ危機前の2019年に近い水準であるが、その後のインフレを考慮すると相当な落ち込みが続いている。
VCの投資余力は2024年第4四半期の時点で$308Bとなっている。一方で、現存する未公開のVC投資先は58,500社にのぼる。
単純計算すると、投資余力は1社につき$5Mであり(2023年の平均調達額は$14M)、資金調達環境は厳しさを増している。
【米国VC投資活動】
2024年のVC投資総額は$209Bで、前年から29%増加した。投資件数は15,260件で前年から4%増加した。
背景として金融緩和やAI投資ブーム、Exit市場の回復傾向があり、政権交代による規制緩和への期待もでている。
CVCが参加したVC投資の全体に占める比率(件数ベース)は23%で前年とほぼ同じ水準で下げ止まっている。
【米国VC投資先Exit】
2024年のVC投資先Exitは前年を10%上回る1,259件だった。Exitバリュエーションの総額は$149Bと、前年を24%ほど上回っている。(いずれも推定値で後から修正される。)
VC投資先ExitのうちIPOは昨年を25%下回る64件で全体の5%を占めた。
大型IPO案件としては、ServiceTitan(フィールドサービス管理;IPO時価総額$7.2B→現在$8.9B)、Rubrik(クラウドデータ管理;$6.6B→$12.4)、Tempus AI(精密医療;$6.4B→$5.5B)、Reddit(匿名掲示板サイト;$6.4B→$30B)、Pony.ai(自動運転;$5.1B→$4.7B)があった。
データ出典:National Venture Capital Association、米国IPO週報
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