米国IPO週報 – 2025/04/28

今週は、3件のIPO、5件のM&A、65件のベンチャー資金調達を紹介しています。

注目スタートアップは、ハイブリッド電動航空機、ヤードロボット、宇宙交通管理、CO2直接空気回収(電気化学セル)、老眼レーザ治療、ポータブル体外受精装置(AI搭載)、プロテインポップコーン、などです。

(本ダイジェスト版では各カテゴリーの上位1社を紹介しています。プレミアム版サイトの情報量はダイジェスト版の約10倍で、より多くのIPO、M&A、資金調達を網羅しています。詳しくはプレミアム版のご案内をご覧ください。)

【米国IPO】

4月21日の週は3社が株式公開しました(SPAC、REITを除く)。

Concorde International(NASDAQ:CIGL)
https://www.concordesecurity.com/
・警備(シンガポール)
・監視ソリューション、施設管理サービス
・設立1997年、従業員134人
・売上$10M、損失$83M、時価総額$89M
・調達$5M、初日5%上昇

【ベンチャーM&A】

ベンチャーおよびテクノロジー関連のM&Aでは下記のような案件が話題になりました(交渉中や承認待ちを含む;金額は買収価格)。

AndlauerをUPSが買収(医薬品輸送;$1.6B)
https://andlauerhealthcare.com/

【ベンチャーファイナンス】

未公開企業による資金調達のなかで目立ったものをご紹介します(数字は今回の調達金額)。

<半導体、ロボティクス、モビリティ、他>

ハイブリッド電動航空機のElectraが$115M(短距離離着陸;Safran、Lockheed、Honeywellも出資)
https://www.electra.aero/

<環境、エネルギー、食糧生産>

グリーン製鉄のElectraが$186M(低温;再生エネルギー使用;大和工業、豊田通商、Rio Tinto、Nucor、BHPも出資)
https://www.electra.earth/

<ライフサイエンス、ヘルスケア>

ウェアラブル血糖値センサのBiolinqが$100M(大正製薬も出資)
https://www.biolinq.com/

<教育、人材、働き方>

給与管理APIのSalsaが$20M
https://www.salsa.dev/

< ICTインフラ、エンタープライズ、マーケティング>

ソフトウェアサプライチェーンセキュリティのChainguardが$356M(Salesforce、Datadogも出資;時価総額$3.5B)
https://www.chainguard.dev/

<フィンテック>

カストディアンのAltruistが$152M(個人資産運用アドバイザ向け;Salesforceも出資;時価総額$1.9B)
https://altruist.com/

<メディア、コンシューマ>

賃貸住宅のFlowが$100M(時価総額$2.5B)
https://www.flow.life/

【米国IPO予定】

今後は下記の企業が株式公開する予定です(SPAC、REITを除く)。

AIRO(NASDAQ:AIRO)
航空機自動操縦システム
https://theairogroup.com/

米国IPO週報 – 2025/04/21

今週は、3件のIPO、9件のM&A、48件のベンチャー資金調達を紹介しています。

注目スタートアップは、自動運転電動貨物列車、ロボット向け物理AI、マグネシウムリサイクル、マッスルマシンインタフェース、生成AIモデル表象解釈ツール、デジタル肖像権保護などです。

(本ダイジェスト版では各カテゴリーの上位1社を紹介しています。プレミアム版サイトの情報量はダイジェスト版の約10倍で、より多くのIPO、M&A、資金調達を網羅しています。詳しくはプレミアム版のご案内 https://usipoweekly.com/premium/ をご覧ください。)

【米国IPO】

4月14日の週は3社が株式公開しました(SPAC、REITを除く)。

Chagee(NASDAQ:CHA)
https://www.chagee.us/
・外食(中国Shanghai)
・中国茶カフェ
・設立2017年、従業員4,800人
・売上$1.7B、利益$345M、時価総額$5.1B
・調達$411M、初日16%上昇

【ベンチャーM&A】

ベンチャーおよびテクノロジー関連のM&Aでは下記のような案件が話題になりました(交渉中や承認待ちを含む;金額は買収価格)。

WorldpayをGlobal Paymentsが買収(オンライン決済;$22.7B)
https://worldpay.com/en

【ベンチャーファイナンス】

未公開企業による資金調達のなかで目立ったものをご紹介します(数字は今回の調達金額)。

<半導体、ロボティクス、モビリティ、他>

自動運転トラックのZelosが$200M(Baiduも出資)
https://www.zelostech.ai/

<環境、エネルギー、食糧生産>

リニア発電機のMainspringが$258M(Amazonも出資)
https://www.mainspringenergy.com/

<ライフサイエンス、ヘルスケア>

遺伝性代謝障害治療薬のGlycomineが$115M(先天性グリコシル化異常症;Sanofi、Novo、旭化成も出資)
https://www.glycomine.com/

<教育、人材、働き方>

オンデマンド給与決済のTapcheckが$225M($200Mは融資枠)
https://www.tapcheck.com/

< ICTインフラ、エンタープライズ、マーケティング>

データ統合のHammerspaceが$100M(非構造化データオーケストレーション;GPUサーバストレージ有効活用)
https://hammerspace.com/

<フィンテック>

信用販売プラットフォームのOctaneが$700M(バイクショップなどが販売時に利用;融資枠)
http://www.octane.co/

<メディア、コンシューマ>

プールバーのPoolhouseが$34M(ビリヤード場)
https://www.pool.house/

【米国IPO予定】

今後は下記の企業が株式公開する予定です(SPAC、REITを除く)。

AIRO(NASDAQ:AIRO)
航空機自動操縦システム
https://theairogroup.com/

米国VC統計チェック(2025年;第1四半期)

【米国VCファンド募集】

2025年の第1四半期まで(3か月間)のファンド募集総額は$10Bだった。通年に換算すると前年を49%下回るペースとなっている。

VCの投資余力は2025年第1四半期の時点で$290Bに減少している。一方で、現存する未公開のVC投資先は58,500社にのぼる(2024年末時点)。

単純計算すると、投資余力は1社につき$5M弱であり(2024年の平均調達額は$14M)、資金調達環境は厳しさが増している。

【米国VC投資活動】

2025年の第1四半期までのVC投資総額は$92Bで、通年換算で前年を71%上回るペースとなっている。投資件数は3,990件で、同じく7%上回っている。

OpenAI($40B)、Anthropic($4.5B)、Infinite Reality($3B)といった生成AIの大型案件が資金調達金額を引き上げた。

全体としては、米国政府の支出削減や関税政策の混乱など、スタートアップの事業環境の不透明化を反映して、VCの投資活動は抑制される傾向にあるようだ。

CVCが参加したVC投資の全体に占める比率は件数ベースで23%と昨年と同水準で推移している。

【米国VC投資先Exit】

2025年の第1四半期までのVC投資先Exitは385件だった(通年換算で前年を22%上回るペース)。うちIPOは12件で全体の3%と低迷している。

2024年の第1四半期までのExitバリュエーションの総額は$56Bで、通年に換算すると昨年を42%上回るペースとなっている。その総額の40%をCoreWeaveのIPOが占めた。

データ出典:National Venture Capital Association