
(関連アジェンダ)
11.1 2030年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅および基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者、および高齢者の要望に特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
11.6 2030年までに、大気質、自治体などによる廃棄物管理への特別な配慮などを通じて、都市部の一人当たり環境影響を軽減する。
(関連カテゴリー)
<半導体、ロボティクス、モビリティ、他> <環境、エネルギー、食糧生産>
Goal 11の「住み続けられるまちづくり」では、民間企業の住宅、公共交通サービスが重要な役割を果たしている。また、自治体によるデジタル技術の活用なども改善の余地が大きい。米国では2021年7月に逆さ上場(SPAC上場)を発表したNextDoorのようなご近所SNSも地域コミュニティのインフラとなりつつある。ここでは電子政府や都市計画のソリューション、省エネ住宅、MaaS、大気質監視などのスタートアップを取り上げた。アジェンダ11.6の「廃棄物管理」についてはGoal 12 Responsible Consumption and Productionで取り上げている。
(関連スタートアップ)
RemixをViaが買収(都市交通計画プラットフォーム;$100M)
https://www.remix.com/
NICをTylerが買収(電子政府ソリューション;$2.3B)
https://www.egov.com/
省エネ住宅リノベーション資金融資のLoanpalが$800M(太陽光発電など)
https://loanpal.com/
長距離バス運行のFlixMobilityが$650M(電車予約サイトも運営;時価総額$3B)
https://www.flixbus.com/
建設ソリューションのPrescientが$190M(高層集合住宅などの工期短縮やコスト削減;JE Dunnも出資)
https://prescientco.com/
公共交通(バス)運行スケジュール管理のOptibusが$107M
https://www.optibus.com/
モジュラー住宅のVeevが$100M(スマート壁材)
https://www.veev.com/
賃貸住宅向け省エネ冷暖房システムのBlocPowerが$55M(分散型ヒートポンプ)
https://www.blocpower.io/
スマートシティのQuantelaが$40M(AIoT都市インフラ自動化)
https://quantela.com/
3Dプリント住宅のMightyが$40M
https://mightybuildings.com/
ブレハブ建築のBloxが$40M(商業施設)
https://www.bloxbuilt.com/
大気質データAPIのBreezoMeterが$30M
https://www.breezometer.com/
家庭用地熱冷暖房システムのDandelionが$30M(Google Xスピンオフ)
https://dandelionenergy.com/
IoT機器のBluesがが$22M(携帯通信網を利用した大気質モニタなど)
https://blues.io/
スクータシェアのVeoが$16M(自治体や大学と提携)
https://www.veoride.com/https://venturewatch.wordpress.com/?p=3270
都市交通計画管理のLacunaが$16M(デジタルツイン)
https://www.lacuna.ai/
公共交通アプリのMaaS Globalが$13M(三井不動産も出資)
https://whimapp.com/
* 金額は直近ラウンド;調達時期は2021年(8月末まで)
【更新情報】
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