【米国VCファンド募集】
2016年のファンド募集総額は$42Bとなった。前年から2割ほど増加した。ただし、2016年のQ2をピークにQ3、Q4と減少傾向にあり、3年続いたファンド募集ラッシュは一段落したとみられる。
【米国VC投資活動】
2016年のVC投資総額は$69Bとなった。前年から13%近く減少した。歴史的には引き続き高水準にあるが、投資金額は2四半期連続、投資件数は6四半期連続で減少している。
【米国VC投資先Exit】
2016年のVC投資先Exitは726件だった。好調だった2014年の1,040件から、2015年の941件に続いて、通年で減少となった。IPOが激減している一方、M&Aは比較的堅調である。
各四半期の大型IPO案件は、BeiGene(Q1、$158M調達)、Twilio(Q2、$150M)、Nutanix(Q3、$238M)、Coupa Software(Q4、$133M)など。
各四半期の大型M&A案件は、IBM/Truven Health Analytics(Q1、買収価格$2.6B)、Tencent/Supercell(Q2、$8.6B)、Walmart/Jet(Q3、$3.3B)、Allergan/Chase Pharmaceuticals(Q4、$1B)など。
* NVCAの統計データのパートナーが変わったため、以前の数字との整合性は必ずしもありません。
データ出典:National Venture Capital Association