【米国VCファンド募集】
・ここ数年はかなり低迷していたが、2014年は年間$32Bに達するペース。
・「VC投資先IPO増加 → ファンドのパフォーマンス改善およびリミテッド・パートナーへの分配増加 → 新ファンドへのコミットメント増加 → 投資活動の活発化」という好サイクルが回り始めた。
・主要先進国での金融緩和政策継続によるカネ余り傾向も追い風となっている。
【米国VC投資活動】
・2014年は(Q2からQ3にかけて若干減速したが)年間$44Bに達するペース。1日平均12件。2001年以来の高水準で投資が進んでいる。
・スタートアップが様々な既存業界に変革をもたらすなか、ベンチャー投資への参加者の幅も広がっている(事業法人、ヘッジファンド、投資信託など)。
・セクター別では、比率の高い順に、Q2からQ3にかけて、ソフトウェアが減少、メディア関連が増加、バイオ・医療機器が減少した。
【米国VC投資先Exit】
・IPO市場は引き続きバイオを中心に堅調;Q3の大型案件は、Mobileye($1.1B調達)、など
・主要先進国での金融緩和政策継続によるカネ余り、堅調な株式市場と強気な投資家心理が追い風となっている。
・M&Aも前年を上回り450社を超えるペース;Q3の大型案件は、Facebook/Oculus($1.9B)、Amazon/Twitch($1B)、など